どうも。シゲブーンです。喫煙者の方には非情な話ですが、政府がたばこ税の増税を検討しているようですね。現在のたばこ税は1本あたり8.7円で、1箱300円のたばこの場合、国税と地方税合わせて約175円の税収が見込めるそうです。これを1本あたり1円増税すれば、年間500億近くの税収の増加が見込めるらしいです。鳩山首相は「環境や人間の体の面から見ても、増税の方向もある」と述べたようですが、誰が聞いても意味不明です。たばこの煙が有害だから、健康に支障を来たすから増税するという理屈は聞いた事がありません。確かに条例等で喫煙に関して厳しく罰則規定を設けたり、鉄道などの交通機関においても喫煙というものを隅に追いやろうという論調はありますが、だからと言って、課税対象にするという結論はあまりにも粗暴すぎると思います。この増税案が具体的に勘案され、施行に至れば、たばこは1箱500円程度に値上がりするらしいです。喫煙者は少々値上がりをしても喫煙するだろうという狙いも見え隠れしている気がします。当然喫煙者、タバコの葉を栽培している農家から大きな反発は予想されると思います。当たり前ですが、「説明責任」は急務です。
それにしても、「4年間は増税しない」、「財源確保は無駄を省く事で捻出出来る」と謳っていた事はもう過去の遺物なんでしょうかね。来年度の予算を予測するにあたり、現段階の税収では足らないというのはあまりにもお粗末な気がします。再三、麻生前首相が、野党時代の鳩山代表に「財源は本当に大丈夫か?」と危惧されていた事が、悪い意味で現実の物になりかけています。扶養控除などの控除を無くし、子ども手当などの支給というものを目玉政策で訴えてきてはいましたが、ここにきて現実の厳しさに直面している感は否めません。それに「健康を阻害するから増税」という理屈はやはり筋が通らないように思えます。その理屈で言えば、「アルコールの過度の摂取は体に悪いから」という理由で酒税も増税されてしまいます。
正直に「財源確保をする為にある程度の無駄を省こうと考えていたが、省庁、自治体の反発もあり、増税に頼るしかなくなった。税収も予測していた額とはるかに開きがあった。」と首相自らが国民に説明し、その上で増税を断行するのであれば、増税の期限を定めるべきだと思います。期限を定める事が出来ず、無期限なのであれば、国民の所得がどれぐらい貯蓄に回せるだけの余剰分があるのか、最低限このあたりの説明は欲しいと切に願います。タバコが健康上、「存在悪」ならば、それはそれで「増税ではなく条例による取締り」で事足りると思います。
最近の政府の動きは「国民主導」どころか「官民主導」と言われても仕方がないのではと思います。
